臣下3人組 Novel List
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「長編(連載中)」 生まれ変わっても -朝鮮編-
【 作品のご案内 】
2015.01.20 ~ 執筆
前話はこちら→生まれ変わっても 33__________________________________________________テヨンは水の中でもがいた。ぶくぶく ぶくぶく ぼごぼごぼごあぶくだらけで何も見えない。池の中のはずなのに、水が押し寄せてくる。パッカ!・・・パッカ!どこ?指先にに誰かの手が触れた。パッカ?掴もうとした時、手応えなくすり抜けてしまった。テヨンが我に返った時、ずぶ濡れのまま座り込んでいた。古ぼけた木戸の前に。ゆっくりと...
『 生まれ変わっても 34 』 より
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「長編(連載中)」 生まれ変わっても -朝鮮編-
【 作品のご案内 】
2015.01.29 ~ 執筆
皆の間に沈黙が横たわっている。この時代で何を成すのかと問われても、テヨン自身も皆目見当がつかない。本来生きるべき時代でなら、自分の成すべきことは決まりきっている。パク・ハがいつも笑っていられるように・・・。彼女こそ自分の総てだ、とテヨンは思う。朝鮮時代へ飛ばされて来てしまったことと、彼女とに、何か関係があるのだろうか・・・。立ち尽くして考え込むテヨンの答えを、いくら待ってみても、沈黙が横たわるのみ...
『 生まれ変わっても 35 』 より
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「長編(連載中)」 生まれ変わっても -朝鮮編-
【 作品のご案内 】
2015.02.02 ~ 執筆
マンボは深呼吸をした。「我々は調査の最初の段階で大きな間違いを犯しておりました。世子嬪殺害を企てた事件だったと思い込んだことが、そもそもの間違いであったのです。」確かに、世子嬪は実際には生きていたのだからそうとも言えるかもしれないが・・・察するに、死んだのは世子嬪だったと誰もが思わされてしまうような状況だったのだろう。テヨンは黙ったままマンボの次の言葉を待った。「実際は、王世子チョハの暗殺を企てた...
『 生まれ変わっても 36 』 より
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「長編(連載中)」 生まれ変わっても -朝鮮編-
【 作品のご案内 】
2015.02.10 ~ 執筆
枕が変わると眠れない、という性質でもなかったが、さすがになかなか寝付けず、まだ暗いうちに目が覚めた。顔を洗おうとテヨンが部屋の外へ出ると、ヨンスルに出会った。朝の挨拶を交わす。「お早いお目覚めですね?よくお眠りになられましたか?」「いや、それが寝付けなくて・・・。」「無理もございません。ですが、今日は遠出になりますゆえ、朝餉はしっかりとお召し上がりください。」テヨンはぎくりとした。「・・・オムライ...
『 生まれ変わっても 37 』 より
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「長編(連載中)」 生まれ変わっても -朝鮮編-
【 作品のご案内 】
2015.02.10 ~ 執筆
マンボは幾分か緊張して頭を垂れていた。「面(おもて)を上げよ。」王に促されて顔を上げる。「そなたがソン司書か?」「はい。チョナ。」「ト内官が、そなたも呼べ、と言うものでな。」マンボの隣にはチサンが静かに座していた。二人は王の御前を辞し、チサンの居室に入った。チサンは、きょろきょろと外の様子を伺うと、辺りに誰もいないことを確認した。後ろ手で扉をパタンと閉じ、マンボに近付き腰を下ろす。「それで?どうす...
『 生まれ変わっても 38 』 より
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「長編(連載中)」 生まれ変わっても -朝鮮編-
【 作品のご案内 】
2015.02.14 ~ 執筆
身構えるテヨンの腕をヨンスルが掴み、羽交い絞めにする。・・・などということはなく、臣下三人は、またもテヨンの前にひれ伏した。テヨンは拍子抜けしたように、顔の前で構えていた腕を下ろし、中腰になっていた腰も下ろしたが、早とちりしたことが恥ずかしい。笑ってごまかしながら、頭を掻いた。臣下達はそんなことは全く気にしていない。と言うよりも、顔を伏しているのでそこに座すテヨンの足元しか見えていない。「ヨン・テ...
『 生まれ変わっても 39 』 より
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「長編(連載中)」 生まれ変わっても -朝鮮編-
【 作品のご案内 】
2015.02.18 ~ 執筆
イ・ガクはどこに居るのか?とのテヨンの問いに、すぐ後ろに、と言ってチサンがテヨンの後ろの衝立を動かした。壁だと思っていたそこには扉がある。扉を開け中に入った。イ・ガクは苦しげな息遣いでそこに横たわっていた。イ・ガク。・・・何だってそんな風に伏せってしまったんだよ?僕を呼んだのか?話もできないんじゃ、意味がないだろ?テヨンは無言で問いかける。そのとき、イ・ガクが胸を掻きむしるような仕草をした。苦しい...
『 生まれ変わっても 40 』 より
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「長編(連載中)」 生まれ変わっても -朝鮮編-
【 作品のご案内 】
2015.02.20 ~ 執筆
会議室、と言っても何もない小さな部屋だった。テヨンと臣下三人は車座になって腰を下ろした。「まず、イ・ガクが倒れたのは陰謀なんかじゃないよ。」三人は息を飲んでテヨンの言葉に耳を傾けた。「君たちが陰謀なんて言うから、アナフィラキシーを疑ったんだけどさ・・・」「あなひら・・・?」「アレルギー体質の人が、そのアレルゲンを摂取してしまってショック症状を起こすことだよ。」三人は難しい顔をしている。「つまり、イ...
『 生まれ変わっても 41 』 より
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「長編(連載中)」 生まれ変わっても -朝鮮編-
【 作品のご案内 】
2015.02.26 ~ 執筆
青年は緊張の面持ちでそこに座していた。さほど広くはない部屋であったが、窓枠や室内に配置されている調度品には、繊細で優美な装飾が施されている。やはり身分の高い両班の住まいなのだろう、と彼は思った。しばらくそのまま待っていると、部屋の奥に置かれていた衝立が動き、人が顔を出した。衝立の向こうには扉がある。どうやら、そこから出てきたらしい。てっきり壁だと思っていたから、青年は驚きのあまり息を飲んだ。彼の様...
『 生まれ変わっても 42 』 より
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「長編(連載中)」 生まれ変わっても -朝鮮編-
【 作品のご案内 】
2015.03.03 ~ 執筆
テヨンはイ・ガクの額に手を当てた。熱は少し下がっている。「夜にはまた高熱が出て、発疹も出始めるはずだ。伝えた通りに、頼む。」チスは静かに頷き、はい、チョハ、と答えた。テヨンは、イ・ガクの口に水を含ませてやる。頼むから、合併症だけは引き起こしてくれるなよ。テヨンは祈るような思いで、イ・ガクを見つめた。・・・イ・ガク。僕は、これから王世子として王宮に向かう。僕が責任を持つ。・・・だから、頑張ってくれ。...
『 生まれ変わっても 43 』 より
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