「長編(完結)」
記憶
記憶 4
パク・ハは膳の上の料理を美味しそうに食べている。
イ・ガクは始終、笑みを湛えながらそれを見ていた。
彼は、パク・ハの頬に付いた食べ物のかけらをその指で摘み取ると、顔に付いておるぞ、と言いながら、自らの口に入れた。
まるで、親子だ。
チョハは、実は子供好きなのか?
相手が、パク・ハだと思えばこそ、かも知れないし、我が子をその手に抱けば、やはり子煩悩なのかも知れない。
楽しそうな主君を見れば嬉しいが、この状況がいつまでも続くわけでもない。
臣下三人は複雑な心境でその様子を見ていた。
パク・ハが箸を置く。
「もう、食べぬのか?」
「うん。お腹、いっぱい!ごちそう様でした。」
パク・ハは満足そうにそう言って、足を投げ出した。
「パッカ。行儀が悪いぞ。」
えーっ?と言ってパク・ハはイ・ガクを見上げる。彼の目はちっとも怒ってはいない。
小さな彼女は、眠い、と言ってそのまま横になってしまった。
「こら、パッカ!ここをどこだと心得る?そのまま、寝るでない!」
イ・ガクはパク・ハににじり寄ると、彼女の上体を抱え起こした。
「せめて、衣を着替えぬか。」
チサンの準備した漆の塗箱を引き寄せる。中には宮女見習いのチマチョゴリが入っていた。
パク・ハは眠そうに目を擦りながら、服の袖を膨らませるように掴むと、服の中で窮屈そうに片腕を肘から折り曲げた。
腕は身体に引き寄せられ、袖口から手の先だけが覗いている。
イ・ガクは目を見開き、三人の臣下も驚いて声を上げた。
「パッカ!待て!!」
「うわあ!パッカヌイ!」
「パク・ハさん!ダメです!!」
「パク・ハ殿!」
パク・ハは動きを止めると、ん?と四人の男たちを見上げる。
「着替えろとは申したが、ここで脱いでどうする!」
男に囲まれた所で!とイ・ガクはぶつぶつと言った。
「その衝立の後ろで着替えぬか。」
イ・ガクは唇を歪めて、顎をしゃくった。
パク・ハは言われた通り、衝立の陰に隠れる。
ごそごそと動いているのが分かった。
「脱いだよ。着替え、ちょうだい。」
男たちは息を飲んだ。相手は子供。とは言え、パク・ハだ。
イ・ガクが三人をぎろりと睨む。
「そちら!今、何を想像した!」
「チョハ!何も!」
「チョハこそ、何をお考えですか!」
「チョハ!お許しください!」
三人はあわてた様子で、口々に叫ぶ。
見れば、着替えの入った塗箱はイ・ガクの目の前に置かれたままだ。
イ・ガクは塗箱を、衝立の向こうに押しやった。
また、ごそごそと動く気配を感じる。
「アジョッシ?これ、着方、分かんなぁい。」
また、四人に変な緊張が走る。
あわてて、チサンが衝立の向こうに呼びかけた。
「パッカヌイ!まず(*)ソッパジを履いてください。次にソッチマです。」
んー、とパク・ハの返事があった。
これ、結び方は?
ああ、蝶々結びでいいです!できますか?
できない、と言われたらどうしよう?チサンは冷や汗を垂らした。
はーい。次は?
ポソンを履いて、チマでしょう!
あ、そっかぁ。・・・チマも蝶々結び?
はいはい、何でも、分かる結び方してください。・・・結びました?
うん。
ソッチョゴリを着てください。最後に、チョゴリを着て!
チサンは手の甲で額の汗を拭った。
パク・ハはなかなか出てこない。
もそもそと動く気配だけがする。悪戦苦闘の末、彼女は言った。
「オッコルムの結び方が分かんない。」
チサンの指示通りにきちんと着付けができていれば、オッコルムは結べていなくとも、衣は纏っているはずだ。
しかし、衝立の向こうに入り込むのは、主君の手前、憚られた。
「チョハ。・・・お願いいたします。」
「私に着替えを手伝えと、そう申すのか?」
「オッコルムを結ぶだけにございます。」
万が一、パク・ハがうまく着付けていなければ、何を見たかと問い詰められかねない。
相手は子供と言えども、パク・ハなのだから。
チサンは深々と頭を下げて溜息を吐く。
同僚二人も、チサンの心中を察してか、共に頭を下げた。
イ・ガクは、まったく、とぶつぶつ言いながら、衝立の向こうに入って行った。
「ほら、こうするのだ。」
「わあ、ありがとう。アジョッシ!」
「パッカ、そなたは女子 の慎みと嗜みを学ぶ必要があるな。少しは教養も身に着けて、ソウルへ戻るべきだ。」
イ・ガクはパク・ハを抱き上げて、衝立の向こうから出てきた。
「アジョッシ、背、高いねぇ。」
「その、アジョッシと言う呼び方は止めぬか。」
「え?じゃ、オッパ?」
イ・ガクは己の肩口にあるパク・ハの顔を見た。
「・・・周りに、この三人しかおらぬ時は、そう呼ぶことを許そう。」
イ・ガクの頬が緩んでいる。
だらしないと言った方が相応しかった。
チョハ、・・・そのお顔は、他の者には見せられませぬ。
臣下達は、王世子の威厳と品格が心配になるのだった。
_____________
*「ソッパジ」は「ソッチマ=ペチコート」の下に履くズボン型の下着。
「ソッチョゴリ」は「チョゴリ=上衣」の下に着る内着。
「ポソン」は足袋で、「チマ」は言わずと知れたスカートですね。
「オッコルム」は「コルム」とも言いますが、チョゴリの前の長いリボンのことです。
参考画像

イ・ガクは始終、笑みを湛えながらそれを見ていた。
彼は、パク・ハの頬に付いた食べ物のかけらをその指で摘み取ると、顔に付いておるぞ、と言いながら、自らの口に入れた。
まるで、親子だ。
チョハは、実は子供好きなのか?
相手が、パク・ハだと思えばこそ、かも知れないし、我が子をその手に抱けば、やはり子煩悩なのかも知れない。
楽しそうな主君を見れば嬉しいが、この状況がいつまでも続くわけでもない。
臣下三人は複雑な心境でその様子を見ていた。
パク・ハが箸を置く。
「もう、食べぬのか?」
「うん。お腹、いっぱい!ごちそう様でした。」
パク・ハは満足そうにそう言って、足を投げ出した。
「パッカ。行儀が悪いぞ。」
えーっ?と言ってパク・ハはイ・ガクを見上げる。彼の目はちっとも怒ってはいない。
小さな彼女は、眠い、と言ってそのまま横になってしまった。
「こら、パッカ!ここをどこだと心得る?そのまま、寝るでない!」
イ・ガクはパク・ハににじり寄ると、彼女の上体を抱え起こした。
「せめて、衣を着替えぬか。」
チサンの準備した漆の塗箱を引き寄せる。中には宮女見習いのチマチョゴリが入っていた。
パク・ハは眠そうに目を擦りながら、服の袖を膨らませるように掴むと、服の中で窮屈そうに片腕を肘から折り曲げた。
腕は身体に引き寄せられ、袖口から手の先だけが覗いている。
イ・ガクは目を見開き、三人の臣下も驚いて声を上げた。
「パッカ!待て!!」
「うわあ!パッカヌイ!」
「パク・ハさん!ダメです!!」
「パク・ハ殿!」
パク・ハは動きを止めると、ん?と四人の男たちを見上げる。
「着替えろとは申したが、ここで脱いでどうする!」
男に囲まれた所で!とイ・ガクはぶつぶつと言った。
「その衝立の後ろで着替えぬか。」
イ・ガクは唇を歪めて、顎をしゃくった。
パク・ハは言われた通り、衝立の陰に隠れる。
ごそごそと動いているのが分かった。
「脱いだよ。着替え、ちょうだい。」
男たちは息を飲んだ。相手は子供。とは言え、パク・ハだ。
イ・ガクが三人をぎろりと睨む。
「そちら!今、何を想像した!」
「チョハ!何も!」
「チョハこそ、何をお考えですか!」
「チョハ!お許しください!」
三人はあわてた様子で、口々に叫ぶ。
見れば、着替えの入った塗箱はイ・ガクの目の前に置かれたままだ。
イ・ガクは塗箱を、衝立の向こうに押しやった。
また、ごそごそと動く気配を感じる。
「アジョッシ?これ、着方、分かんなぁい。」
また、四人に変な緊張が走る。
あわてて、チサンが衝立の向こうに呼びかけた。
「パッカヌイ!まず(*)ソッパジを履いてください。次にソッチマです。」
んー、とパク・ハの返事があった。
これ、結び方は?
ああ、蝶々結びでいいです!できますか?
できない、と言われたらどうしよう?チサンは冷や汗を垂らした。
はーい。次は?
ポソンを履いて、チマでしょう!
あ、そっかぁ。・・・チマも蝶々結び?
はいはい、何でも、分かる結び方してください。・・・結びました?
うん。
ソッチョゴリを着てください。最後に、チョゴリを着て!
チサンは手の甲で額の汗を拭った。
パク・ハはなかなか出てこない。
もそもそと動く気配だけがする。悪戦苦闘の末、彼女は言った。
「オッコルムの結び方が分かんない。」
チサンの指示通りにきちんと着付けができていれば、オッコルムは結べていなくとも、衣は纏っているはずだ。
しかし、衝立の向こうに入り込むのは、主君の手前、憚られた。
「チョハ。・・・お願いいたします。」
「私に着替えを手伝えと、そう申すのか?」
「オッコルムを結ぶだけにございます。」
万が一、パク・ハがうまく着付けていなければ、何を見たかと問い詰められかねない。
相手は子供と言えども、パク・ハなのだから。
チサンは深々と頭を下げて溜息を吐く。
同僚二人も、チサンの心中を察してか、共に頭を下げた。
イ・ガクは、まったく、とぶつぶつ言いながら、衝立の向こうに入って行った。
「ほら、こうするのだ。」
「わあ、ありがとう。アジョッシ!」
「パッカ、そなたは
イ・ガクはパク・ハを抱き上げて、衝立の向こうから出てきた。
「アジョッシ、背、高いねぇ。」
「その、アジョッシと言う呼び方は止めぬか。」
「え?じゃ、オッパ?」
イ・ガクは己の肩口にあるパク・ハの顔を見た。
「・・・周りに、この三人しかおらぬ時は、そう呼ぶことを許そう。」
イ・ガクの頬が緩んでいる。
だらしないと言った方が相応しかった。
チョハ、・・・そのお顔は、他の者には見せられませぬ。
臣下達は、王世子の威厳と品格が心配になるのだった。
_____________
*「ソッパジ」は「ソッチマ=ペチコート」の下に履くズボン型の下着。
「ソッチョゴリ」は「チョゴリ=上衣」の下に着る内着。
「ポソン」は足袋で、「チマ」は言わずと知れたスカートですね。
「オッコルム」は「コルム」とも言いますが、チョゴリの前の長いリボンのことです。
参考画像

~ Comment ~
お話を書く時、下調べが大変ですね。
チマとチョゴリの下はこうなってるのですね。
勉強になりました。
チビパッカは、子どもらしい天真爛漫。
3人の臣下は困っちゃいますよね~
イ・ガクはオッパと言われ、嬉しいんですね。
本当のパッカは歳上ですもの。
このチビパッカがどんな騒動を起こしてくれるのかな~チビパッカちゃん、メルモちゃんのキャンディ食べて、大きくなってくれないかしら?
(古っ…(^_^;)若い人には分からないかも…)
チマとチョゴリの下はこうなってるのですね。
勉強になりました。
チビパッカは、子どもらしい天真爛漫。
3人の臣下は困っちゃいますよね~
イ・ガクはオッパと言われ、嬉しいんですね。
本当のパッカは歳上ですもの。
このチビパッカがどんな騒動を起こしてくれるのかな~チビパッカちゃん、メルモちゃんのキャンディ食べて、大きくなってくれないかしら?
(古っ…(^_^;)若い人には分からないかも…)
Re: ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪ か****様へ
か****様
早かったですか?w
続けて「記憶」の更新でしたものね。喜んで頂けて何より!♪
ちびのパッカにでれでれチョハ。書いてて楽しい!
チマ=スカートとチョゴリ=上衣で、チマチョゴリです。
ちなみに男性はパジ=ズボンでパジチョゴリと言います。
全部ひっくるめて韓服(ハンボク)と言いますよ。
日本の和服よりは簡単に着れます。
私も1度だけ着させてもらったことあるのですが、きれいですし、お腹が隠れて嬉しい!(← 喜ぶポイントが、悲しい)
早かったですか?w
続けて「記憶」の更新でしたものね。喜んで頂けて何より!♪
ちびのパッカにでれでれチョハ。書いてて楽しい!
チマ=スカートとチョゴリ=上衣で、チマチョゴリです。
ちなみに男性はパジ=ズボンでパジチョゴリと言います。
全部ひっくるめて韓服(ハンボク)と言いますよ。
日本の和服よりは簡単に着れます。
私も1度だけ着させてもらったことあるのですが、きれいですし、お腹が隠れて嬉しい!(← 喜ぶポイントが、悲しい)
Re: ふにゃん様へ
ふにゃん様
> お話を書く時、下調べが大変ですね。
うぅ、分かって頂けて嬉しい!もう、その言葉だけで慰労されます!
イ・ガクもテヨンも朝鮮に居て、パク・ハまで(ちびだけど)!
何か書こうとする度に、それで?どうなってんだ?ってことが多くて・・・
自分の撒いた種ですが。(汗)
なので、おかしなことも多々書いてると思います。<m(__)m>
> チマとチョゴリの下はこうなってるのですね。
画像には何やらたくさん載ってますが、ソッチマ=ペチコートは基本1枚みたいですよ。
チマのふくらみを出すためにソッチマ自体が何段にも重なってるものも有るのだそうで・・・。
婚礼衣装はまた違うみたいで、新郎は、たくさん脱がさなきゃいけないんですって。玉ねぎ?w
> イ・ガクはオッパと言われ、嬉しいんですね。
そう、そう。でれでれですよ。♪
> チビパッカちゃん、メルモちゃんのキャンディ食べて、大きくなってくれないかしら?
> (古っ…(^_^;)若い人には分からないかも…)
メルモちゃんのキャンディ、知ってますよ!ウチの多くの読者様もご存知でしょう!(30代以下の人は厳しいかな?)
> お話を書く時、下調べが大変ですね。
うぅ、分かって頂けて嬉しい!もう、その言葉だけで慰労されます!
イ・ガクもテヨンも朝鮮に居て、パク・ハまで(ちびだけど)!
何か書こうとする度に、それで?どうなってんだ?ってことが多くて・・・
自分の撒いた種ですが。(汗)
なので、おかしなことも多々書いてると思います。<m(__)m>
> チマとチョゴリの下はこうなってるのですね。
画像には何やらたくさん載ってますが、ソッチマ=ペチコートは基本1枚みたいですよ。
チマのふくらみを出すためにソッチマ自体が何段にも重なってるものも有るのだそうで・・・。
婚礼衣装はまた違うみたいで、新郎は、たくさん脱がさなきゃいけないんですって。玉ねぎ?w
> イ・ガクはオッパと言われ、嬉しいんですね。
そう、そう。でれでれですよ。♪
> チビパッカちゃん、メルモちゃんのキャンディ食べて、大きくなってくれないかしら?
> (古っ…(^_^;)若い人には分からないかも…)
メルモちゃんのキャンディ、知ってますよ!ウチの多くの読者様もご存知でしょう!(30代以下の人は厳しいかな?)
Re: ひ***様へ
ひ***様
はい。ちびのパッカは何しに来たんでしょうね。
4人をわたわたさせるため?それもあるでしょうが、(あるんかいっ!)
重要な内容があるはず!
お楽しみに。♪(どんだけ首の長いキリンになるか・・・)
パク・ハの子役ちゃん、ジョンウの妹アルムの子役でもありましたよね。
あ、ここにも出てる。ユチョンに会えるのかな?羨ましい。が、私の感想でした。w
メルモちゃんのキャンディ、はい、確かに、お気持ちはよく分かります。<m(__)m>
はい。ちびのパッカは何しに来たんでしょうね。
4人をわたわたさせるため?それもあるでしょうが、(あるんかいっ!)
重要な内容があるはず!
お楽しみに。♪(どんだけ首の長いキリンになるか・・・)
パク・ハの子役ちゃん、ジョンウの妹アルムの子役でもありましたよね。
あ、ここにも出てる。ユチョンに会えるのかな?羨ましい。が、私の感想でした。w
メルモちゃんのキャンディ、はい、確かに、お気持ちはよく分かります。<m(__)m>
Re:t*******様へ
t*******様
子供と思えないんでしょうね。
成長後の可憐な姿を知っているだけに・・・W
t*******さんのお顔をほころばすことができて良かった!
切ない姿ばかりでは、読んでる方も切ないですもんね。
ほのぼのを堪能してくださいませ。<m(__)m>
子供と思えないんでしょうね。
成長後の可憐な姿を知っているだけに・・・W
t*******さんのお顔をほころばすことができて良かった!
切ない姿ばかりでは、読んでる方も切ないですもんね。
ほのぼのを堪能してくださいませ。<m(__)m>
Re: F****様へ
F****様
イ・ガク、確かに子煩悩そう。♪
女の子にはデレデレで、男の子には帝王学とか叩き込もうとするんですよ。
オンマ(パク・ハ)を取り合っちゃうかも。♪
テヨンは現代に還れば、甘ーい新婚生活が待ってますからね。
仰ると通り、勝手にラブラブしておいてもらいましょう。そうしましょう。♪
私の叫びを受け止めて頂いて、ありがとうございます。
応援にも大感謝!
イ・ガク、確かに子煩悩そう。♪
女の子にはデレデレで、男の子には帝王学とか叩き込もうとするんですよ。
オンマ(パク・ハ)を取り合っちゃうかも。♪
テヨンは現代に還れば、甘ーい新婚生活が待ってますからね。
仰ると通り、勝手にラブラブしておいてもらいましょう。そうしましょう。♪
私の叫びを受け止めて頂いて、ありがとうございます。
応援にも大感謝!
Re: ありちゃんに感謝です。 て*****様へ
て*****様
いやいやいや、私のクオリティなんて・・・
でも、そう仰って頂けると、嬉しくて小躍りしてます!
て*****さんの切なさを緩和できて良かった!
これからもヨロシクお願いいたします。
いやいやいや、私のクオリティなんて・・・
でも、そう仰って頂けると、嬉しくて小躍りしてます!
て*****さんの切なさを緩和できて良かった!
これからもヨロシクお願いいたします。
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