FX

「コラボレーション」
ねつ

さそい

 ←ゆうわく →LOVEユチョン!
下記の順番で読むのがお勧めです。

→いってらっしゃい。→待つことの…
→いってきます。→約束
→ねつ→びねつ発熱する→おしゃれ→ごめん→たかなり→むつごと→夏が終わる→さが
→ゆうわく→さそい ←いま、ココ  

阿波の局さんもUPしてくれてました。テヨンに、例のブツを渡される前のパク・ハ、かなぁ。
きがかり←(クリックしてGO!)

____________



思わず立ち上がり拳を握って大声を出した僕を見て、パッカは目を大きく見開いた。

あ・・・パッカを怖がらせてどうすんだ。

ユウチーム長に腹は立つが、今、ここにいないあの女に悪態をついている場合じゃない。

「ごめん、パッカ。驚かせて。」

僕はすとんと腰を下ろすとパッカの手を取った。その手の中にあるモノを掠め取ると、とりあえず元の箱に戻す。

「とにかく、僕が選んだのは違うんだ。」

真剣に訴えながらも、そこに置かれた箱の中を見やると別の布地がちらりと見えた。
どうやら、僕が選んだモノに、この破廉恥極まりないセクシーランジェリーが加えられていたらしい。


ホントに勘弁してくれよ。首にしてやろうか!

と言っても、仕事上で何の落ち度もないから左遷すらできないのだけど・・・。


それより、この失態をどう言い繕うか・・・。
ユウチーム長の名前は出せない。(パッカの下着姿を堪能するという)僕の思惑はともかく、
(その下着姿を見た僕がどう思ったかを報告させるという)ユウチーム長の企みのことは、
口が裂けても言えない!絶対!

「・・・店員が・・・ラッピングしてくれた店員が、間違えたんだな。・・・きっと!」

そんな訳あるか!と自分でも思うけど仕方がない。

「ほら、だってさ、・・・ランジェリーショップ?女性の下着専門店なんて・・・
やっぱり、恥ずかしくて、ラッピングするところまで見てなかったんだ。
僕が選んだのは、一つはピンクで・・・
もう一つは、淡いパステルカラーの薄紫色で・・・
シルクのサテン生地で光沢があってさ、高級感はあるけど嫌味でなくて・・・」

僕は聞かれもしないのに、ペラペラとソレの特徴を言い募っていた。
女物の下着のことを、恋人にここまで詳しく話して聞かせるって・・・この状況!どうなんだ?

おかしいだろ!

ユウチーム長への怒りが甦ってくる。

「その、なんだ・・・さっきのヤツは絶対に違う!」

「テヨンさん。・・・もしかして、コレのこと?」

パッカは箱の中から、まさしく僕の選んだ、清楚で可憐なその下着を引っ張り出していた。

「・・・ランジェリーショップで買ったの?」

「え?・・・うん。」

「・・・恥ずかしかった?」

「そりゃ、そうさ。」

そんな店、行ってもないが、実際、恥ずかしいだろ?

「・・・会社でも扱ってるわよね?」

いや、その通りで、それはまさしく会社の・・・。

!!!

しまった!パッカはそのモニターをしてた、んだった。

・・・何か気付いた?
・・・嘘ってばれた?
会社の試作品をプレゼントだって言って持って来るような
・・・ケチな男だと思われた?

「ちょっと、待ってて。」

え?

パッカはすっくと立ち上がると僕を残して、自分の部屋へ行ってしまった。
僕はあまりの展開に彼女を呼び留めることも忘れ、遠ざかるその背中を見つめたまま呆然とする。

パッカ!

我に返って立ち上がり、あわてて彼女の部屋へ向かった。
ドアの前に立った瞬間、

ゴンっ

頭がぶつかる。
パッカが出てきたのだ。彼女の開けたドアに、もろに頭をぶつけていた。

「いってぇ。」

「やだ、テヨンさん。座って待っててくれたら良かったのに。」

大丈夫?と僕を気遣うパッカに怒っている様子はない。

「パッカ!ごめん。あのランジェリーなんだけど・・・」

「テヨンさんの会社の、でしょ?しかもまだ商品にもなってない。お店で買える筈、ないわよね?」

ああ、やっぱり・・・嘘だとばれて・・・。

「うん。・・・ごめん。」

「なんで謝るの?」

「いや、お店で買ったとか、嘘、言ったし・・・。試作品をプレゼントとか・・・情けないなって。」

「やだ、テヨンさん。あれ、結構な高級品よ。試作品でも喜ぶわよ。」

パッカはクスクスと楽しそうに笑った。

いいから、座って話しましょう、パッカに促されて、またリビングのソファで僕たちは並んで座った。



「テヨンさん?こういうのが好みなの?」


さっきと同じ質問をするパッカは、少し頬を染めている。

「うん、そうだね。パッカが着けてるなら何でもいいけど・・・。こういう可愛いのも、ぞくっと来る。」

「・・・実は、ね。・・・全く同じモノ・・・持ってるの。」

え?全く同じモノ、モニターしたの?他にもいろいろあるのに?

僕は自分の頬が緩んでいくのを感じた。
好みが似てる、そういう些細なことが、僕達二人を分かち難く結びつけているような気がして、なんとも言えない幸福感を感じる。

「オモニが・・・」

え?お義母さん?

「私の名前でモニターに応募して当たったそうなの。・・・それで、コレを着けろって。」

パッカはおずおずと、彼女の言葉通り、箱の中に入っていたソレとそっくり同じ下着を差し出した。

ああ、お義母さんが。そうか、そうだよな。パッカが下着のモニターって、しかも僕の会社の商品をって、おかしいなって思ったんだ。・・・そうか、お義母さんだったのか・・・。
僕は、合点がいったような、でも、なんだか残念なような気になった。

「テヨンさんも喜ぶからって、その場で着替えさせられたの。でも・・・」

お義母さんが?僕が喜ぶって?・・・それって喜ぶべき、なのかな?いや、問題はそこじゃなくて・・・

「でも?何?」

「・・・テヨンさんに、嫌われたくなかったの。」

パッカは俯き加減でそう言った。

え?・・・僕が喜ぶ下着と、嫌われる、が結びつかない。どうして、そうなる?

「・・・嫌うと思ったの?僕が、パッカを?なんで?」

「淫らな女だって思われるんじゃないかって、そう思って。この下着も着けたとこ見せられなくて・・・捨てちゃおうかとも思ったけど。」

「捨てるつもり、だったの?淫らだから?」

パッカは俯いたまま微かに頷いた。

「淫らって・・・これは・・・そういうんじゃないんじゃない?むしろ、清楚で可憐、だと思うけど。」

淫らって言うなら、さっきの真っ赤なスケスケ・・・、あ、いや・・・。

「私もね、可愛いかなって思い始めたところだったの。・・・テヨンさんがこういうのが好みだって言ってくれて、嬉しかった。」

パッカは顔を上げて瞳を潤ませながら微笑んだ。
うっ、可愛い・・・。
僕は思わずパッカを引き寄せ、抱きしめた。

「ホントは、ね。これ、着けて見せようかなって何度も思ったの。」

僕の胸の中で、パッカは話し続ける。

「でも、見せられなかった?」

なんで、見せてくれなかったんだよ?

僕は彼女の顔を覗き込んだ。
見上げる彼女の瞳と視線がぶつかる。

「いつもと違うって・・・誘惑さそってるって思われたらって。・・・男を誘惑さそうような女は嫌い、でしょう?」

何、言って!パッカなら大歓迎だろ!

「パッカ。・・・僕を、誘惑さそいたい?」

僕はいつだって君に誘惑さそわれたいし、自覚なく誘惑さそってるくせに。

パッカは応える代りに僕の胸に顔を埋めた。

「ねえ、パッカ。僕を誘惑さそってみてよ。」

パッカは顔を上げようとしない。

「パッカ。淫らな下着、着けて見せて。」

弾かれたように僕を見上げるパッカ。

「・・・清楚で可憐だって、言った、じゃない・・・」

やっぱり淫らだと思っているのか、と目で訴えてくる。


ああ、そうさ、僕が好ましく思ったのは、清楚で可憐なパッカによく似合うって思った、ソレだよ。
誰彼構わず、男を誘惑さそってるような"淫ら"なのは、パッカのイメージじゃない。


「そうさ、清楚で可憐だよ。
僕が選んだのと、お義母さんに頂いたのは、普段使いにするといい。足りないなら、もっと買ってあげる。
でも・・・」


僕を、僕だけを、誘惑さそおうって言うんなら・・・それは"淫ら"なんかじゃなく、セクシーで魅力的なだけなんだ。


僕はパッカの顔を両手で挟んで上向かせた。
深いキスを落とす。

「僕を誘惑さそいたいとき・・・今夜のような夜は、淫らな下着で誘惑さそってみせて。」

今度は軽く啄むような口づけを何度か繰り返し、そのまま耳許に唇を寄せた。


「今夜は・・・あの・・・真っ赤なレースの下着、着けて。」


僕は熱っぽい声で、低く囁いていた。



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~ Comment ~

あーもう

数日前からにやにやがとまりませんよ。
いつも以上に更新を喜んでおります(*^^*)

ほんとに、もう!???

さっそくリンクありがとうございます。

まー、ほんとうに打ち合わせしてないのに、どうして同じこと考えているんでしょ〜
(着けてたか、しまってあったかは、ともかく…)きっと同じものだと思ってましたよ。
でも、チーム長があんな隠し玉を仕込むとは考えつきませなんだ。

それはともかく…、今宵のパク・ハは一段と可愛らしく、テヨンはなんだかセクシーだなぁ ← 羨ましい。いろいろと…

管理人のみ閲覧できます

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Re: あーもう めい様へ

めい様

コメありがとうございまぁす。

> 数日前からにやにやがとまりませんよ。

私もです。w

> いつも以上に更新を喜んでおります(*^^*)

いつも以上に更新に励んでおります。(苦笑)
テヨンが寝かせてくれません。ww(パッカとのいろいろを妄想させるんだもん。)

Re: ほんとに、もう!??? 阿波の局様へ

阿波の局様

> さっそくリンクありがとうございます。

あ、すみません。承諾を受けることはおろか、事後報告すら忘れてました。
(此度のコラボに関しては、暗黙の了解ってことで。お許しを~(>人<;))

> まー、ほんとうに打ち合わせしてないのに、どうして同じこと考えているんでしょ〜
> (着けてたか、しまってあったかは、ともかく…)きっと同じものだと思ってましたよ。

そうでしょう?絶対同じものだと思ってました。私も。

> でも、チーム長があんな隠し玉を仕込むとは考えつきませなんだ。

おーほほほほっ。清楚で可憐なレースふりふり下着よりは、破廉恥極まりないセクシーランジェリーで本部長に興奮を!
しかし、ユウチーム長って、ハチャメチャなキャラですよね。(汗)

> それはともかく…、今宵のパク・ハは一段と可愛らしく、テヨンはなんだかセクシーだなぁ ← 羨ましい。いろいろと…

昼間にユチョンのセクシーvoiceの歌声を聴いたからですかねぇ。w
あの声で囁かれたい。・・・私も羨ましいです。

Re: か****様へ

か****様へ

か****さん、だんだん、来訪時間が早くなってきてませんか?
嬉しいです。そんなに楽しみにして頂いて。

更新も、どこまで突っ走れるかなぁ、と思ってるんですが・・・
テヨンは突っ走ってます。w(付いて行けないかも・・・汗)

> テヨン、しどろもどろになっていて、かわいい~(。ノω<。)ノ))♥

彼のあわてた感が大好きな私です。w

> 真っ赤なレースの下着を着けてなんて言っちゃって

スケスケって言わせようかと思ったんですが・・・パス掛けてないんで自制しました。w

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