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「短話シリーズ」
企業戦士

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 ←だ、だめだ・・・(汗) →コラボの更新情報です。
【10/25追記あり】追記は青字部分です。

皆様、こんにちは。

読者様のコメに触発されて・・・またまた、小話です。

いや、これ、コラボのカテゴリに入れていいのか悩みどころだったのですが・・・

「会いたい」関連の登場人物も、エピソードも皆無!
アイテムさえ使われておりません。

テヨン、頑張ってます、ってことで。(苦笑)

お付き合いいただけます方は、スクロールして、どうぞ。

 
このお話は、kayaさんとのコラボのお話を綴っていくなかで生まれたお話なのですが・・・

最初の「小話」に登場するユウチーム長と対比させるつもりで「ヨン家の嫁」に組み込んでたんですよね。
ユウチーム長は「ベルスとの契約」に絡んでたのでコラボに関連はあったのですが、
キムチーム長は・・・

時間軸はそのコラボ話の最中に起こった出来事の描写ではあるのですが、コラボには全く影響しないお話なので
新たにタイトルを付けさせて頂いて、カテゴりも変更させて頂くことにしました。

引き続き、コラボ共々、そこから派生した(今後も派生するかも知れない)お話を楽しんで頂けると嬉しいです。












////////////////////////////
 あのヒトは今・・・②
///////////////////////////


「本部長、お先に失礼します。」

そう声を掛けられて、僕は時計を見た。もうとっくに定時を過ぎて、随分時間が経ってしまっている。

「ああ、遅くまでご苦労様。明日もよろしく。」

爽やかな笑顔を部下に向け(多分、爽やかな、はず・・・)彼らを見送った。

ああ!もう!なんで、こんなに忙しいんだよ!

ここの所、企画室に入り浸ってあれやこれや精査しながら部下たちに檄を飛ばしている。

屋根部屋に帰れない。実家にも寄ってられない。
時間が惜しくて、ホテル住まいになってしまって・・・

もちろん、合い間に電話やメールは入れているけれど・・・

・・・彼女は、爪の先程も、文句を言わない。

はあああぁ。

物分りが良すぎやしないか?
会いたいって、顔が見たいって・・・言ってくれよ。

我慢できてないのは、僕の方。

うぅ。完全にパッカ不足だよ・・・。


「本部長もどうぞ。」

書類に目を落としていると、脇にカップが一つ置かれた。
つと顔を上げると、キムチーム長だった。

「パク・ハさんのジュース、もちろんリンゴです。」

他のチームはあらかた帰ってしまったが、キムチーム長のチームはまだ残って仕事をしていた。
社外に打ち合わせに行っていたキムチーム長は、パッカの店に寄って来たらしい。部下への差し入れを買うために。

優秀なキムチーム長は、パッカの店の常連客になっていた。

いつも部下をこき使っているから。
たまには機嫌を取らないと。
パク・ハさんのジュースを飲むとよく働いてくれるんです。

そう言ってたくさんジュースを買ってくれるの、とパッカが嬉しそうに言っていた。
流石はキムチーム長だ。
僕は、それだけでキムチーム長を信頼してしまう。

いや、彼は、実際、仕事ができる。
部下の扱いも、取引先の担当者の扱いも、上手い。

パッカを通じて、僕も上手く扱われてしまってるのだろう。
思わず、苦笑が漏れる。

「ありがとうございます。」

そう言って、遠慮なくストローを咥えた。
久々に飲んだパッカのリンゴジュースは、やはり、美味かった。

「キムチーム長。彼女は・・・その、何か言っていましたか?」

照れ隠しに書類を眺めながら、ついでのように訊いてみる。
キムチーム長は一瞬、面白そうに目を細めた。
気になりますか?と顔に書いてある。

「我々、部下達が無能なために、本部長を縛り付けて申し訳ありません、と申し上げましたら、
そういう立場の人だから仕方ない、と仰ってましたよ。」

謙遜もここに極まれり。
キムチーム長は有能だ。パッカにもいつもそう言っている。

「・・・そうですか。」

「物分りが良すぎるくらい、ですね?」

キムチーム長はからかうような笑みを浮かべていた。

「私と仕事のどっちが大切なの!と怒られたりは、されないのですか?」

両手の人差し指で目尻を吊り上げなら、声色を高くしておどけて見せる。

「・・・パッカは、そういうことは言わないですね。」

「そうらしいですね。」

はっ?・・・パッカに訊いたのかよ!

「実に羨ましい。多くの女性はそう言って男を困らせると言うのに・・・。」

チーム長は苦笑した後

「本部長は、パク・ハさんにそう尋ねられたら、何とお答えになります?」

悪戯っぽく笑った。

そんなの、決まりきってる。

「仕事は大事です。・・・でも、彼女を失ったのでは、仕事どころか、生きているのも嫌になりますよ。」

僕の答えを聞いて、チーム長は満足気に頷いた。

「本部長なら、そう仰るだろうと思ってましたよ。
ですので、『本部長なら、絶対にパク・ハさんの方が大切に決まってます』とお伝えしておきました。」

片目を瞑って笑っている。
・・・喰えない人だよ。敵に廻したくはないね。彼が部下で心底、良かった。

「本部長のお身体を心配なさっておられました。
私も本部長の、その働きぶりを尊敬はしますが・・・最近はお疲れなのでは?
・・・それも我々、部下のせいなのでしょうが・・・。」

キムチーム長も、彼の部下達も、期待以上によくやってはくれてるんだ。

でも

僕は、確かに、疲れているのかも知れない。


・・・ああ、そうだな。絶対的な栄養不足だ。パッカが足らない!


「本部長が倒れてしまってはパク・ハさんに申し訳ないので、仕事に戻ります。」

キムチーム長は、彼を待つ部下の許へ戻って行った。



その日も日付が変わってホテルに帰った。



朝、出社して、今日こそはパッカに会いたいな、そう思って気合いを入れて仕事をこなす。


自分のオフィスで仕事をしていると、ノックの音がした。
返事をすると、現れたのはキムチーム長だった。

ああ、午後のプレゼンの件か・・・。

「キムチーム長。昨日はごちそう様でした。・・・午後からの、プレゼンの首尾はどうですか?」

彼に限って不備などあるはずもない。

「はい。上々です。」

僕は頷いた。

「・・・ところで、本部長。お時間ありますか?」

「え?あ、はい。」

何だろう?

「こちらなのですが・・・。」

キムチーム長は、僕の目の前、デスクの上にその包みをそっと置いた。

「何ですか?これ・・・。」

「ご覧になられれば分かると思いますので。では、後ほど。」

いつものように、爽やかな笑顔を残し彼は出て行った。


何だろう?

包みを開けてみる。・・・え?弁当?

添えられたメッセージカードを開けてみれば・・・

『お仕事、お疲れ様です。無理はしないで。』

パッカの優しさのにじみ出た文字。


蓋を外せば・・・


オムライス!!


あああぁ!もう!これは反則だっ!!


パッカ、心配かけてごめん。
・・・でも、君のメッセージには従えない。

今日は無理をしてでも!

屋根部屋に、帰るっ!!


僕はオムライスを頬張った。


・・・やっぱり、美味い!

これで午後も頑張れるってもんだ。


今日は何が何でも、パッカを補給してやる!


僕は、決意も固く、オムライスを掻き込んだ。

___________

テヨンは、ダッシュで屋根部屋に帰ったとか、帰らなかったとか・・・。ww

オリジナルキャラ出まくりの(コラボの?)小話。
楽しんでるのは私だけ・・・?すまんこってす。

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私は

このようなテヨン様、好物でございます。
ちょっと、やんちゃで、現代っ子で仕事ができて
パッカが死ぬほど好きで~
裏を返せばそれほどに愛されてみたいという
おばさんの強い願望なのでございます!(とほっ~!)

Re: か****様へ

か****様

こんにちは。
ほんと、風邪を引いても嫁も母親も休めませんものね。
お疲れ様です。

キムチーム長はいい仕事してくれますよね。♪

隠し味ににんにく、おまけにまむしドリンクも添えて・・・確かにパク・ハもテヨン不足かも・・・。
足腰立たなくなるまでって・・・イヤン。(//∇//)/

kayaさんの所へは行かれましたか?
先行き不明な展開になってきましたよ。書いてる本人達が一番分かってないって言うね。(汗)

ヨロシクお付き合いくださいませね。

Re: 私は やすべぇ様へ

やすべぇ様

> このようなテヨン様、好物でございます。
ありがとうございます。気に入って頂けて大感謝!


> 裏を返せばそれほどに愛されてみたいという
ああ、もう、それは!私のことでございます。
パク・ハが羨ましい!!
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