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「長編(連載中)」
花火

花火 4

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襖がすらりと開いた。


パク・ハの姿に目を奪われる。


髪も簡単ではあったが結い上げてあって、浴衣に合わせて向日葵の造花が挿してある。
露わになったうなじの後れ毛も色っぽい。
テヨンは気付かれないように、生唾を飲み下した。


浴衣って、すごい破壊力だな。


日本だからこそのこの姿。
花火を見るためだけなら日本である必要はないが、こういう付加価値は当たるだろう。
実際、テヨンには大ヒット、いや、場外ホームラン級で、パク・ハもまんざらではなさそうだ。
テヨンが手がけるからこその企画が、もう始動していた。


テヨンがパク・ハを抱き寄せた。

「下駄箱に履物がございます。
どうぞ、そちらもお使いくださいませ。」

仲居は慌てず騒がずそう言って、花火大会の会場はこちらです、とパンフレットを渡してくれる。

仲居が一礼して去ったのを確認して、口づけを落とした。


ああ、まずい。
このまま深くなってしまったら花火どころじゃなくなるぞ。


脳内の警告に従って、唇を離す。

正直、花火なんて二の次だったが、花火を見に行こう、と彼女を連れ出したのは自分だったし、今後の仕事に活かすことによって、これから先も突然の休暇を認めさせることができるかも知れない。
それに、花火で盛り上がってパク・ハの気持ちも高まれば、それが何より一番良いに決まっている。

仕事も遊びも、テヨンの行動はパク・ハを喜ばせるためだけに。
そして、そんな相手がいてくれて、それがパク・ハであればこその今の幸せなのだ。


「行こうか?」

「ええ。」

テヨンは下駄箱を開け下駄を出した。

「僕も下駄だけは履こうかな。」

素足に赤い鼻緒の下駄を履いたパク・ハを見て微笑んだ。
テヨンも靴下を脱ぎ、下駄を履く。

「テヨンさんも、浴衣を着たら良かったのに。」

「・・・後でね。」



からん、ころん、と下駄の音。
耳に心地の良い音だった。






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Re: な*様へ

な*さま

テヨンの浴衣姿、絶対、色っぽいと思います!(←全力)
パッカの浴衣…脱がすに決まってるじゃぁないっすか!

ストローのフラッグはですね〜、工作はしましたが私が作ったんじゃないんですよ。
可愛いですよね〜!(^-^)
どなたでも印刷して作れるんで、記事でご紹介しますね!

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Re: ま***様へ

ま***さま

ホント、素敵に違いないですよ!
美男美女でホントにうらやましい。
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