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「短話シリーズ」
クリスマス

絶対に成功するデートプラン

 ←生まれ変わっても 54 →明けましておめでとうございます。(拍手コメントお礼)
皆様 こんばんは。

クリスマスイヴですね。
クリスマスイヴと言えば・・・

IMG_1253.jpg
やはり、これ!
(画像、お借りしてます)

あれから2年ですかぁ。早いですねぇ。

それはさておき、クリスマスのお話。
突貫工事で準備しました。

時節的にはクリスマス前の二人の姿であります。
ぎりぎりクリスマスに間に合ったってことで・・・楽しんでくだされば嬉しいです。

スクロールしてどうぞ。


↓ ↓ ↓ ↓




_________________________________




休憩中のパク・ハのジュースショップ。
カレンダーを指差しながらテヨンが言った。

「パッカ、この週の定休日、何か予定ある?」

パク・ハは小首を傾げて考えた後、首を横に振った。

「 ・・・特にはないけど。」

「それなら、僕と一緒にランチして、デートしよう。」

「え?平日よ?・・・テヨンさん仕事でしょ?」

「大丈夫だよ。」

テヨンはにこりと笑った。

「じゃ、その日は11時ごろ迎えに行くから、屋根部屋で待ってて。」

「え?・・・ええ。」

仕事を抜け出すつもりかしら?
そんなことを思いながら、パク・ハは頷いた。
毎日顔を合わせていても、「デート」という言葉には心躍る。



あっという間に約束の日。
テヨンは、今日は11時に迎えに来るよ、そう言っていつものようにキスをして家を出た。
パク・ハは朝からバタバタと家事を済ませて、クローゼットの扉を開けた。
決して多くはない洋服たちと睨めっこして、ちょっと気合を入れておめかしをする。


約束の時間、屋根部屋のインターホンが鳴った。


「パッカ、準備はできた?」

「ええ。」

テヨンと共に階段を下り

「さぁ、どうぞ。」

優しくエスコートされて助手席に乗り込んだ。
車内で、テヨンはいつになくパク・ハをじっと見る。そんなテヨンと目が合って、彼女は照れ隠しのように笑った。

「・・・なぁに?」

「おめかししたんだね。
きれいだよ。よく似合ってる。
・・・これは、ランチも奮発しないとね!」

テヨンの笑顔とともに、車は滑るように走り出した。


テヨンの言葉通り、お洒落なレストランでランチを楽しんだ。
パク・ハはふと気になってテヨンに尋ねる。

「この後は、どこに行くの?」

仕事に戻る。なんて言われてしまったら・・・
そんな思いがチラリと脳裏を掠めた。

「映画館だよ。」


そうよね。「デート」だと言ったのはテヨンさんなんだもの・・・。


テヨンの笑顔に内心ほっと息を吐く。

「何の映画?」

「パッカと一緒に見たい映画があるんだ。」

そう言って見せてくれたチケットは、子供向けのアニメ映画。

「きっと楽しいと思うんだ。」

きょとんとするパク・ハに、テヨンは悪戯っぽく笑った。



クリスマスカラーに彩られた街を走り抜けて、車は映画館に向かう。



「パッカ、こっちだ。」

しっかりと手を繋いで連れて来られたシアターの入口の先には、キムチーム長がいる。
よく見れば、彼のチームのメンバーも揃っている。

「えっ!皆さん・・・お仕事は?」

「パッカ、内緒にしててごめん。
今日のデートは、みんなに手伝ってもらったんだ。」

「手伝うって・・・何を?」

事情が全く呑み込めていないパク・ハを、もうすぐ映画が始まりますよ、と皆が笑顔で急かした。


シアターの扉を開けると・・・
そこには施設の子供達がいた。

「えっ!みんなどうしたの?」

パク・ハは皆を見渡した後、思わず隣のテヨンを見上げる。

「あっ!パッカヌナ!早くしないと始まっちゃうよ!」

またもや急かされて、子供達の後ろにテヨンと並んで座った。


ブザーの音とともに、映画が始まる。


子供向けアニメなんて、と思ったけれど、いつの間にか引き込まれていた。
子供達と一緒になって、スクリーンを食い入る様に見ていた。
思いっきり笑って、楽しんだ。

幼かった頃に、映画館に映画を見に行った記憶は、ない。
施設の食堂で、みんなと小さなテレビにかじりついてアニメを見ていた。
それでも、わくわくとして楽しかったけれど・・・。


エンドロールが終わっても場内は明るくなる気配はない。
子供たちもざわつき始める。
どうしたのかな、と少し心配になって隣のテヨンを振り向いたその時、子供達が興奮して感嘆の声を上げた。

「あ!僕の名前だ!」
「ほんと!・・・見て!私の名前も!」


本当だわ。みんなの名前が、スクリーンに出てる。


シアターのスクリーンに自分の名前。子供達には夢のような出来事に違いない。
パク・ハも嬉しくなってきて、自然に顔が綻んでくる。


そして、スクリーンには更に大きな文字でメッセージが浮かび上がった。



『良い子のみんな、一足早いクリスマスプレゼントを楽しんでくれたかな?』

                     サンタクロースより



「わぁ!サンタさんからのプレゼントだったんだ!!」

わぁわぁ、きゃぁきゃぁ、子供達の興奮はおさまらない。

サンタさんが自分の名前を知っててくれた。
それだけで大感激だ。


「ちょっとフライングだけど・・・こんなクリスマスプレゼントもいいだろ?」

耳元で囁かれて隣を見ると、テヨンが優しく微笑んでいた。



◇◇◇



遡ること数ヶ月前。


「本部長、この企画を見てください!」

キムチーム長のチームの中でも若手の二人が意気込んで企画書を持ち込んできた。


『絶対に成功するプロポーズプラン』か・・・。
一生懸命に考えたんだろうな。


テヨンは企画書に目を通してみる。

誕生日や記念日、クリスマスにも応用可能、か。
・・・うん。まあ、悪くはない。


「キムチーム長は何て言ってる?」

「こういうのは本部長の専門分野だよ、と言われまして。」


専門分野って・・・


いつもながらのキムチーム長らしい言い回しに、思わず苦笑する。

「どうですか?・・・本部長の彼女だったら
喜んでくれそうですか?」

若手二人は不安そうに見つめてくる。

「・・・僕の彼女はね、気が多いから・・・これだけじゃ喜んでもらえないな。」

「えっ!気が多いって、本部長がいるのに?」

「そうなんだよ。困った彼女だろ?」

テヨンは悪戯っぽく笑った。

「彼女を喜ばせるには、もう一捻り必要だ。・・・僕なら・・・。」

テヨンの語る『絶対に成功するクリスマスデートプラン』に若手は驚いていた。


二人はそのプランを本企画に据えて、チーム全体を巻き込んで実行に移していったのだった。



◇◇◇



「パッカはいつも人の幸せを優先するだろ。
だからこんなプレゼントなら、どんな高価なモノよりも喜んでくれるかなって思ったんだ。」

テヨンは片目を瞑ってみせた。

「 僕は何もしてないんだけどさ、チームのみんなが頑張ってくれたんだよ。」


嘘よ。
テヨンさんが頑張ってるから、みんなが支えてくれるんでしょ?


「テヨンさん。職権乱用よ!」

パク・ハは泣き笑いの状態でテヨンに向かってうそぶいた。

「このぐらい、許してくれないか?
映画館も賛同してくれて、これからもチャリティー上映会をしてくれるって言うし、
子供たちも喜んでるじゃないか?
君も喜んでくれたんだろう?」

テヨンはわざとらしく肩を竦める。
ちぇ、と唇を尖らせてパク・ハを見た。

「その代わり、別にちゃんと儲かる企画も考えてあるし・・・
これでも、ちゃんと会社に貢献してるんだよ?僕は。」

悪戯っ子のようなテヨンの笑顔。


テヨンさんの有能さは、よく、知ってるわよ。
・・・どうしよう。涙が止まらない。


「パッカ、泣かないで。」

彼の大きく暖かな手が優しく涙をぬぐってくれる。

「テヨンさん。ステキなプレゼントをありがとう。」

「どういたしまして。」

テヨンは満面の笑みを浮かべた。
・・・と思ったら
パク・ハの耳元に唇を寄せて囁く。

「お礼は二人きりになったら、たくさんしてほしいな。」

「もう!・・・あんぽんたんっ!」

おどけて笑った彼は、パク・ハの肩越しにチームのメンバーを見やると、軽く握った拳を掲げ親指を立ててみせた。


『絶対に成功するクリスマスデートプラン』


流石はヨン本部長!


チームのメンバーも笑顔で頷いたのだった。



__________

Merry Christmas!

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Re: ま***様へ

ま***さま

ねぇ。スクリーンに自分の名前って感激しますよね。
テヨン流石!職権乱用でも許しますよねぇ。(笑)
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