FX

「短編集」
もしも編

世界中で一番 君が好き!(加筆あり)

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皆様 あんにょん。

お久しぶりです。
梅雨はどこ行った?な好天に恵まれ続ける、くまモン地方であります。
まとめて豪雨は嫌だよ~!

え~、短編を書きました。
設定をガラリと変えてございます。
今までの物とはまったく別物のお話としてお楽しみください。


(昨日、パス付限定記事としてUPしていた物です。ほんの少し加筆ありです。)


_________



ものすごく緊張した結婚式が終わった。
僕は、晴れて、パッカと結婚したんだ!

ばんざい!


「テヨンさん、パスポートは大丈夫?」

「もちろんだよ!ここに持って・・・・」

ない!パスポートが・・・ない!!
どうすんだ!新婚旅行だぞ!

大慌てでバッグの中を探る。

「テヨンさん、落ち着いて。
引っ掻き回したら余計に分からなくなるわ。」

パッカは僕の手からバッグを取ると、待合のベンチの上に中身を一つずつ並べ始めた。

「ほら!あったわよ!」

「ごめん。」

「私が持っておくね。」

「・・・うん。」

・・・情けない。

「・・・テヨンさん、楽しみよね。」

彼女は励ますように笑いかけてくれる。

「うん。・・・僕、海外は初めてで・・・。」

「綺麗よ。ハワイは。」


新婚旅行はド定番のハワイ。
飛行機から見た景色は、彼女の言った通り、空も海も何もかもが綺麗だった。


ホテルに到着する。
チェックインしなければ・・・

フロントで、しどろもどろの僕の後ろから、ホテルマンに向かって彼女が英語で話しかけた。

「パッカ、英語、できるんだ。」

「え?・・・一応、英文科卒業だしね。」

「・・・そうだった、ね。」

・・・情けない。


部屋に入って、荷物を置く。
窓の外には綺麗な海が広がっていた。

「わあ!素敵!」

パッカは嬉しそうに窓辺に駆け寄った。
僕もその隣に並んで立った。

しばらく海を眺めていたけれど、ずっとそうしてるわけにもいかない。

「着替えようか?」

「ええ。」

後ろを振り向いたら・・・大きなベッド。
僕は思わず、ごくりと生唾を飲み下した。


・・・今夜、パッカと・・・


そこで固まっていた僕の横を、彼女がすり抜けるように通って行った。

「・・・テヨンさん、私、向こうで着替えるから。」

「え?ああ、うん。」

彼女は、自分のスーツケースを持って、バスルームに
逃げ込むように入って行った。



ホテルのレストランで食事を楽しんで、部屋に戻った。

「・・・パッカ、シャワー、先に使っていいよ。」

「え?・・・テヨンさんが先に・・・」

彼女が目を逸らし、僕も目を逸らす。

しばらく、そのまま、二人で立ち尽くしていた。


このままじゃ埒が明かない。
僕達は、結婚したんだ。

だから新婚旅行に来ている。

もう、夫婦なんだよ。
だから・・・いいんだよ。

パッカもそのつもりの筈で・・・。


「・・・一緒に・・・」

「え?」

彼女が目を真ん丸にしていた。

「いや、先に浴びて来るよ。」

「う、うん。」



外したメガネを、脱いだ服の上に置いた。


頭からお湯を被る。

正直、僕は初めてで・・・

ずっとパッカと結婚したかった。
子供のころから、ずっと。

でも、ずっと子供のままじゃない。

結婚すると言うことが、ただ一緒にいることだけじゃないって、知ってしまった。

パッカと一緒にいたくて、結婚して、子供も・・・。

大丈夫だろうか。・・・僕は。


思わず、溜息が漏れた。



ベッドに腰かけて、所在なく彼女を待つ。
漏れ聞こえるシャワーの音に、否が応でも胸が高鳴る。同時に緊張もしていた。

結婚式も緊張したけど・・・それ以上かも知れない。


バスルームの扉が開いた。

「・・・パッカ。」

思わず息を飲む。

バスローブ姿の彼女は、すごく、綺麗だった。
緩く束ねた髪の毛の先が濡れているのも色っぽく、頬が少し上気しているのも艶やかだ。

「こっちに、おいでよ。」

彼女は無言で僕に歩み寄り、ちらりとベッドを見た後、僕の隣に腰かけた。
少し、間を空けて・・・。

僕は彼女の方に身体を向けた。
パッカは俯く。

彼女の手に、僕自身の手を重ねる。
パッカの肩が、ぴくりと震えた。

「・・・あの・・・良かったのかな?」

「え?」

彼女が顔を上げ、僕を見る。

「いや、僕と結婚して・・・。」

「・・・テヨンさんは、嫌なの?」

「そんな訳がない!僕はずっと、パッカと結婚したかったんだよ!すごく、嬉しいよ!」

僕はあわててそう言った。

「・・・僕は、慌て者だし、頼りないし、不甲斐ないし・・・情けないし・・・」

彼女が僕の手を握り返してくる。

「私の旦那さんを、そんな風に悪く言わないで。」

旦那、さん?

僕はパッカを見つめた。
彼女も、にっこりと微笑んで、見つめ返してくれる。

「真面目で、正直で、優しくて・・・人の痛みの分かる人よ。」

「パッカ!」

感動に涙が滲んでくる。

「涙もろいのも・・・嫌いじゃないわ。」

「パッカ!好きだ!」

そう言うなり、がばりと抱きつこうとして・・・
やはり躊躇する。

「・・・その・・・初めてなんだ。・・・情けないよね。」

「どうして?手馴れてる人より、よっぽどいいわ。
それに・・・」

「それに?」

「・・・私も初めてよ。」

え?・・・大学時代に付き合ってる人、いたって・・・。

「私が、初めてなのが不思議?」

「パッカ、モテてたから・・・」

「何度かデートした人はいたけど、進展はしなかったわ。」

「・・・そうか。・・・知らなかった。」

彼女と手を繋いだまま、しばらくそのままでいた。


いや、このまま、朝を迎える気か?
しっかりしろ!ヨン・テヨン!


おもむろにパッカの肩を抱き寄せた。
あっ、と彼女が小さく言いバランスを崩す。
そのまま覆い被さるように倒れ込んだ。

キスしようとして顔を近づけたら、唇に人差し指を押し当てられた。

「テヨンさん。・・・メガネ。」

え?

「・・・こういう時は、外した方がいいって・・・友達が・・・言ってた。」

彼女は恥ずかしそうにそう言った。

片手でメガネを外し、サイドテーブルに置いた。


情けないよね。・・・ホント、情けない男だよ。


だけど

世界中の誰よりも、パッカが好きだ!


「愛してる。」

そっと彼女の唇を塞いだ。



__________



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このお話、実は違う登場人物のお話を、テヨンとパク・ハに変えたものです。

元々のお話と読み比べると、非常に面白いのでそちらのお話もUPすることにしました。、
ですが、ちょっと毛色が違うので、そちらのお話をパス付き記事とさせて頂きました。
(R18ではございません。)

パスワードは、読者様にとっては簡単なクイズ形式となっております。
(大人の屋根部屋のパスじゃないですよ!)

申しわけありませんが、パスに関するご質問にはお答えできませんのでご了承くださいませ。


では、「内緒話」もお楽しみくださると嬉しいです。

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Re: か****様へ (6/20分)

か****さま

お久しぶりです。
コメント頂いだ記事を限定解除して、違う形でのお話を限定にしました。
そちらも是非、お楽しみください。

梅雨らしくなるのは良いのですが、豪雨は要らんですよね。(汗)
こちらは降った張ったのですが、ちょっぴりです。水不足も困ります。(汗)

読み逃げなどととんでもない!コメはなくとも、か****さんなら読んでくれてる!と信じてますよ~。

こんなテヨンも、可愛いですよね。実は好きです。(たまに、なら。笑)

か****さんもご自愛くださいませ。
またのお越しをお待ち申し上げております。ははぁ。m(__)m
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