「短編集」
読みきり
わがまま
順調に仕事をこなしていた。
こんな時にトラブルは起きて欲しくない。
内線電話が鳴れば緊張し、ドアがノックされれば身構えた。
そうして、どうにか職務を全うする。
この分なら残業もせずに済みそうだ。
だけど、明日、邪魔が入るくらいなら、今日の夜中まで会社に居ろと言われる方がマシだ!
でも、やはり…
ホントは今日も早く帰りたい。
そうして、どうにかその日の職務を全うした。
僕はほっと胸を撫で下ろし、家路を急ぐ。
久しぶりにパッカの休みに合わせて、僕も休みを取った。
彼女が僕に合わせてくれることもあるけれど、週末に店を休むことを彼女は嫌う。
曰く、お客さんに迷惑をかけたくない。
僕と客と、どっちが大事?
そう言いたいところをぐっと堪える。
彼女に休みを取らせながら、僕の方が反古にすることが圧倒的に多いからだ。
彼女は怒らない。
怒らないけど、何時のころからか、週末に休むことに難色を示し始めた。
ホントは、店なんて辞めてくれても一向に構わないのだけど・・・
彼女にとっては大切な店だから
そこで生き生きと働く彼女を見ていたいから
それを見ることのできなかった男が僕の中で喜んでいるのが解るから
彼女の為というよりも・・・
自分のためにそれを言わないでいるのかもしれない。
多分
僕の中身は変わっていない。
かつての王世子そのままに、僕は我が儘放題だ。
でも、彼女に合わせさせるのではなく、
僕が彼女に合わせて休みを取るようになったのだから・・・
少しは成長しているだろう?
パッカ
愛してる。
パッカの働く姿を見たかったこのお方にぽちっとヨロシク!
↓↓↓

こんな時にトラブルは起きて欲しくない。
内線電話が鳴れば緊張し、ドアがノックされれば身構えた。
そうして、どうにか職務を全うする。
この分なら残業もせずに済みそうだ。
だけど、明日、邪魔が入るくらいなら、今日の夜中まで会社に居ろと言われる方がマシだ!
でも、やはり…
ホントは今日も早く帰りたい。
そうして、どうにかその日の職務を全うした。
僕はほっと胸を撫で下ろし、家路を急ぐ。
久しぶりにパッカの休みに合わせて、僕も休みを取った。
彼女が僕に合わせてくれることもあるけれど、週末に店を休むことを彼女は嫌う。
曰く、お客さんに迷惑をかけたくない。
僕と客と、どっちが大事?
そう言いたいところをぐっと堪える。
彼女に休みを取らせながら、僕の方が反古にすることが圧倒的に多いからだ。
彼女は怒らない。
怒らないけど、何時のころからか、週末に休むことに難色を示し始めた。
ホントは、店なんて辞めてくれても一向に構わないのだけど・・・
彼女にとっては大切な店だから
そこで生き生きと働く彼女を見ていたいから
それを見ることのできなかった男が僕の中で喜んでいるのが解るから
彼女の為というよりも・・・
自分のためにそれを言わないでいるのかもしれない。
多分
僕の中身は変わっていない。
かつての王世子そのままに、僕は我が儘放題だ。
でも、彼女に合わせさせるのではなく、
僕が彼女に合わせて休みを取るようになったのだから・・・
少しは成長しているだろう?
パッカ
愛してる。
パッカの働く姿を見たかったこのお方にぽちっとヨロシク!
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