「短話シリーズ」
クリスマス
私のサンタクロース
あんにょん。
クリスマスネタ、まだ引きずっております。(苦笑)
もう、来年まで寝かせちゃおうか、とも思ったのですが・・・
今年は更新頻度が異様に低かったですし・・・
何より
二人とも「メリークリスマス」言ってない!(私も!)
ですんで
改めて、メリークリスマスなお話です。
↓↓↓
寒い。
思わずぶるりとその身を震わせた。
布団を引き上げ頭まですっぽりと被ってしまう。
ああ、でも、もう起きなきゃ・・・
パク・ハはゆっくりと目を開ける。
あれ?
無意識に手を伸ばしたのだけれど、いつも隣にあるはずの温もりがない。
ああ、だから寒かったのね・・・
そんな風に思いながら、布団から顔を出した。
クリスマスイヴを共に楽しんで、二人でベッドに沈んだ。
そのまま一緒に眠りに落ちたはずなのに・・・
確かに隣に眠っていた形跡はある。
けれど、肝心のテヨンの姿はなく、その場所には赤いものが見えている。
何だろう?
布団を捲ってみると、たくさんのお菓子が詰め込まれた大きな大きなサンタブーツが横たわっていた。
添えられたカードには「良い子のパッカへ」と書いてある。
え?私に?
不思議そうに見つめていると、
「気に入った?」
彼の優しい声が聞こえた。
「これを貰うには、私はだいぶ年をとってしまったわよ。」
「そんなことないよ、ずっと欲しかったんだろう?」
「え?」
いつだったか・・・
子供の頃、サンタブーツを持っている子が羨ましかったって話したかも・・・
そんな些細なことも覚えていてくれたんだ。
そう、幼い私にはサンタブーツがとても素敵に見えた。
それをくれる家族がそばにいることが羨ましかった。
涙も拭わず、サンタブーツを抱きしめる。
「高価な宝石よりも、こういうモノの方を喜ぶんだもんな。」
「良いでしょ?安上がりで!」
尖らせたパク・ハの唇にテヨンがチュっと口付ける。
「そんなことはない!それ、特注だから。」
「ウソっ!高かった?ホントに?」
「嘘だよ。」
特注には違いないけどね。
それでも、テヨンからすれば安上がりだ。
けれど、パク・ハが喜ぶプレゼントを準備することは本当に難しい。
パク・ハはホッとした顔をして、ありがとう、と嬉しそうに、心から嬉しそうに微笑んだ。
もう、泣き笑い状態だった。
「そんなに欲しかったの?」
テヨンは笑う。
「ええ。私が欲しかったものよりずっとずっと素敵!」
「パッカ、メリークリスマス。」
「メリークリスマス!テヨンさん。
でも、こんなにお菓子を食べたら太っちゃうわ。」
テヨンは、サンタブーツを抱いたままのパク・ハをその胸に引き寄せる。
「太ってもいいよ。僕はどんなパッカも好きだよ。」
そう言って、彼女のサンタクロースは、どんなお菓子よりも甘い甘いキスをくれた。
私も特注のサンタブーツが欲しい!
(お菓子が欲しいわけではない!)
幸せそうな二人にクリックヨロシク!
↓↓↓

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二人とも「メリークリスマス」言ってない!(私も!)
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寒い。
思わずぶるりとその身を震わせた。
布団を引き上げ頭まですっぽりと被ってしまう。
ああ、でも、もう起きなきゃ・・・
パク・ハはゆっくりと目を開ける。
あれ?
無意識に手を伸ばしたのだけれど、いつも隣にあるはずの温もりがない。
ああ、だから寒かったのね・・・
そんな風に思いながら、布団から顔を出した。
クリスマスイヴを共に楽しんで、二人でベッドに沈んだ。
そのまま一緒に眠りに落ちたはずなのに・・・
確かに隣に眠っていた形跡はある。
けれど、肝心のテヨンの姿はなく、その場所には赤いものが見えている。
何だろう?
布団を捲ってみると、たくさんのお菓子が詰め込まれた大きな大きなサンタブーツが横たわっていた。
添えられたカードには「良い子のパッカへ」と書いてある。
え?私に?
不思議そうに見つめていると、
「気に入った?」
彼の優しい声が聞こえた。
「これを貰うには、私はだいぶ年をとってしまったわよ。」
「そんなことないよ、ずっと欲しかったんだろう?」
「え?」
いつだったか・・・
子供の頃、サンタブーツを持っている子が羨ましかったって話したかも・・・
そんな些細なことも覚えていてくれたんだ。
そう、幼い私にはサンタブーツがとても素敵に見えた。
それをくれる家族がそばにいることが羨ましかった。
涙も拭わず、サンタブーツを抱きしめる。
「高価な宝石よりも、こういうモノの方を喜ぶんだもんな。」
「良いでしょ?安上がりで!」
尖らせたパク・ハの唇にテヨンがチュっと口付ける。
「そんなことはない!それ、特注だから。」
「ウソっ!高かった?ホントに?」
「嘘だよ。」
特注には違いないけどね。
それでも、テヨンからすれば安上がりだ。
けれど、パク・ハが喜ぶプレゼントを準備することは本当に難しい。
パク・ハはホッとした顔をして、ありがとう、と嬉しそうに、心から嬉しそうに微笑んだ。
もう、泣き笑い状態だった。
「そんなに欲しかったの?」
テヨンは笑う。
「ええ。私が欲しかったものよりずっとずっと素敵!」
「パッカ、メリークリスマス。」
「メリークリスマス!テヨンさん。
でも、こんなにお菓子を食べたら太っちゃうわ。」
テヨンは、サンタブーツを抱いたままのパク・ハをその胸に引き寄せる。
「太ってもいいよ。僕はどんなパッカも好きだよ。」
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