「短話シリーズ」
ミニドラマ
俳優 ~ミニドラマ(広島) プロローグ~
このお話は所謂「ナマモノ」(実在の人物が登場するお話)です。
イメージが崩れる恐れもありますので、閲覧にご注意ください。
尚、ノンフィクションと言えばそうなりますが・・・記憶があいまいなので多分にフィクション要素が含まれます。
___________
みんなの笑顔を見れるのは嬉しい。
こんなに近くで会えることが嬉しい。
でも
恥ずかしいんだよね。やっぱり・・・
***
司会のYumiさんが嬉しそうに次のコーナーを紹介した時、ユチョンは一瞬固まった。
このファンミーティングツアーで初めての企画「ミニドラマ」のコーナー。
ファンを恋人役として、ユチョンが演技を披露するという、ファンならば萌え死ぬこと必至の、その企画。
「ドラマとかの撮影の時って、共演の方とスタッフさんしかいないじゃないっすかぁ・・・
ファンの皆さんの前って・・・恥ずかしいんすよね。」
そう言って抵抗を試みるも、Yumiさんは許してはくれない。
にこやかに微笑みながら、抽選ボックスを指し示すのだ。
客席から選ばれるのは二人。
二つのミニドラマが展開されるわけである。
選ばれた二人のファンはYumiさんの指示で、それぞれ用意されていた封筒を1枚ずつ選んだ。
中には、シチュエーションと、必ず演技に組み込まなければならない動作が書いてあると言う。
A案
空港
壁ドン
顎クイッ
B案
キッチン
頭ポンポン
袖クルッ
会場からは黄色い悲鳴。
皆、自分がされたら・・・と妄想が止まらないのだ。
「演技と台詞はユチョンさんだけがしますから、お相手の方はそこに立ってるだけでいいです。」
粛々と進行していくYumiさんを恨めしそうに見るユチョン。
最初はAのミニドラマ。
「Aの場所は『空港』です。
『壁ドン』と『顎クイッ』は必ず入れなきゃなりません。
『顎クイッ』分かりますか?」
「・・・分かりますけど・・・」
男性スタッフが『壁ドン』の壁に見立てたボードを準備している。
これは、仕事。
ドラマの仕事。
そんな風に自分に言い聞かせてでもいたかも知れない。
覚悟を決めたか、ユチョンは細かい設定を考え始める。
「空港ってどこかに行くんすよね?
しばらくの別れ?
外国・・・アメリカに10年!」
10年って長くない?
客席の前の人と何やらやり取りをしながら・・・
「1年、アメリカに1年。」
1年間アメリカに行ってしまう彼を、見送りに来た彼女。
と言う設定になったらしい。
天井を仰ぎ見たりしながら、目を瞑ったり、ぶつぶつ言ったり、細かな設定や演技の行方、台詞をチェックしている。
役者「パク・ユチョン」がそこにいた。
設定を確認し、台詞を頭の中に思い描き、役に入り込む。
息を吸い込み、肚を据え
いざ演技に!
「あ!待って!私のナレーションの後に続いて演技してください!」
まさかのYumiさんから待ったの声!
ずこーっ
と漫画さながらに、効果音付きでずっこけそうになるユチョン。
会場は笑いに包まれ、緊張もほぐれたところで(いや、むしろ入り込んでたのに邪魔されちゃって、可哀想だった気もしたけど)仕切り直して、いざ!
*
続いてBのミニドラマ。
「Bは『キッチン』で、『頭ポンポン』して『袖クルッ』。
分かりますか?袖をくるくるってまくってあげてくださいね。」
「・・・半袖だからぁ・・・」
逃れられると思ったか、ユチョンさん!
・・・甘い!
スタッフが長袖カーディガンを持って来た。
「彼女のお家に、初めてのお泊りをしたってことでいいですか?」
Yumiさんの『彼女のお家にお泊り』の言葉に照れまくるユチョン。
そうして、また一生懸命に考え始める。
「お泊りして、朝、目覚めて・・・
彼女が何か作ってるのに気付いて・・・
えっと、オムライスってことにしますか?
お早うって頭ポンポンして・・・」
一生懸命に考えて、自分の中でチェックを繰り返す。
ああ、これが役者「パク・ユチョン」の姿なのだ。
***
ファンのみんなの前で演じるなんて・・・
恥ずかしい。
カメラに向かってキスするなんて・・・
恥ずかしい。
それでも
みんなが喜んでくれて
笑顔を見せてくれて
それが、ありがたくて嬉しい。
これからは
僕と皆さんだけだから・・・
___________
半分レポのようなそうでないような・・・
広島でのファンミ会場で目にしたことですが・・・
記憶がもうあいまいですから・・・ ←早う書かんかったあんたが悪い!
こんな雰囲気で、ありちゃんはこんな風に受け取ったんだなと思っておいてください。|ω・`)
で、ミニドラマの方も文章にするつもりですが・・・
Yumiさんのナレーションも、ユチョンのセリフもあいまいでして・・・
期待はしないでくださいませ。(いつになるやもしれませんし
)
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イメージが崩れる恐れもありますので、閲覧にご注意ください。
尚、ノンフィクションと言えばそうなりますが・・・記憶があいまいなので多分にフィクション要素が含まれます。
___________
みんなの笑顔を見れるのは嬉しい。
こんなに近くで会えることが嬉しい。
でも
恥ずかしいんだよね。やっぱり・・・
***
司会のYumiさんが嬉しそうに次のコーナーを紹介した時、ユチョンは一瞬固まった。
このファンミーティングツアーで初めての企画「ミニドラマ」のコーナー。
ファンを恋人役として、ユチョンが演技を披露するという、ファンならば萌え死ぬこと必至の、その企画。
「ドラマとかの撮影の時って、共演の方とスタッフさんしかいないじゃないっすかぁ・・・
ファンの皆さんの前って・・・恥ずかしいんすよね。」
そう言って抵抗を試みるも、Yumiさんは許してはくれない。
にこやかに微笑みながら、抽選ボックスを指し示すのだ。
客席から選ばれるのは二人。
二つのミニドラマが展開されるわけである。
選ばれた二人のファンはYumiさんの指示で、それぞれ用意されていた封筒を1枚ずつ選んだ。
中には、シチュエーションと、必ず演技に組み込まなければならない動作が書いてあると言う。
A案
空港
壁ドン
顎クイッ
B案
キッチン
頭ポンポン
袖クルッ
会場からは黄色い悲鳴。
皆、自分がされたら・・・と妄想が止まらないのだ。
「演技と台詞はユチョンさんだけがしますから、お相手の方はそこに立ってるだけでいいです。」
粛々と進行していくYumiさんを恨めしそうに見るユチョン。
最初はAのミニドラマ。
「Aの場所は『空港』です。
『壁ドン』と『顎クイッ』は必ず入れなきゃなりません。
『顎クイッ』分かりますか?」
「・・・分かりますけど・・・」
男性スタッフが『壁ドン』の壁に見立てたボードを準備している。
これは、仕事。
ドラマの仕事。
そんな風に自分に言い聞かせてでもいたかも知れない。
覚悟を決めたか、ユチョンは細かい設定を考え始める。
「空港ってどこかに行くんすよね?
しばらくの別れ?
外国・・・アメリカに10年!」
10年って長くない?
客席の前の人と何やらやり取りをしながら・・・
「1年、アメリカに1年。」
1年間アメリカに行ってしまう彼を、見送りに来た彼女。
と言う設定になったらしい。
天井を仰ぎ見たりしながら、目を瞑ったり、ぶつぶつ言ったり、細かな設定や演技の行方、台詞をチェックしている。
役者「パク・ユチョン」がそこにいた。
設定を確認し、台詞を頭の中に思い描き、役に入り込む。
息を吸い込み、肚を据え
いざ演技に!
「あ!待って!私のナレーションの後に続いて演技してください!」
まさかのYumiさんから待ったの声!
ずこーっ
と漫画さながらに、効果音付きでずっこけそうになるユチョン。
会場は笑いに包まれ、緊張もほぐれたところで(いや、むしろ入り込んでたのに邪魔されちゃって、可哀想だった気もしたけど)仕切り直して、いざ!
*
続いてBのミニドラマ。
「Bは『キッチン』で、『頭ポンポン』して『袖クルッ』。
分かりますか?袖をくるくるってまくってあげてくださいね。」
「・・・半袖だからぁ・・・」
逃れられると思ったか、ユチョンさん!
・・・甘い!
スタッフが長袖カーディガンを持って来た。
「彼女のお家に、初めてのお泊りをしたってことでいいですか?」
Yumiさんの『彼女のお家にお泊り』の言葉に照れまくるユチョン。
そうして、また一生懸命に考え始める。
「お泊りして、朝、目覚めて・・・
彼女が何か作ってるのに気付いて・・・
えっと、オムライスってことにしますか?
お早うって頭ポンポンして・・・」
一生懸命に考えて、自分の中でチェックを繰り返す。
ああ、これが役者「パク・ユチョン」の姿なのだ。
***
ファンのみんなの前で演じるなんて・・・
恥ずかしい。
カメラに向かってキスするなんて・・・
恥ずかしい。
それでも
みんなが喜んでくれて
笑顔を見せてくれて
それが、ありがたくて嬉しい。
これからは
僕と皆さんだけだから・・・
___________
半分レポのようなそうでないような・・・
広島でのファンミ会場で目にしたことですが・・・
記憶がもうあいまいですから・・・ ←早う書かんかったあんたが悪い!
こんな雰囲気で、ありちゃんはこんな風に受け取ったんだなと思っておいてください。|ω・`)
で、ミニドラマの方も文章にするつもりですが・・・
Yumiさんのナレーションも、ユチョンのセリフもあいまいでして・・・
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